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オリンピックシャフトについて

オリンピックシャフトの基礎知識 目次、用語解説

【オリンピックシャフトの基礎知識、目次、用語解説】

各種オリンピックシャフトの違いについて解説しております。

それぞれのタイプに適したオリンピックシャフトを解説しております。

表面処理の種類と特性について解説しております。

ローレットの種類と特性について解説しております。

スリーブの機構や形状・ベアリング・表面処理による特性の違いについて解説しております。

オリンピックシャフトの保管、メンテナンス方法について解説しております。

オリンピックシャフトの耐久性について解説しております。


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【オリンピックシャフトをご購入される前に】

当店で販売するオリンピックシャフトは全て商用・競技用水準のもので、正しいご使用方法とメンテナンスを行って頂ければ数十年にわたってご使用いただけます。
ご購入いただいたオリンピックシャフトを長くご愛用いただく為に、当店では、お客様のニーズに最も合ったオリンピックシャフトをお選びいただけるよう、商品に関する詳細な情報の提供や、スタッフはよる正確なアドバイスを心がけております。
また、多様なニーズを可能な限りカバー出来るよう、特性や価格帯の違う多種多様なオリンピックシャフトを取り扱っております。


【使いやすいオリンピックシャフトとは?】

当店はオリンピックシャフトを輸入販売していく中で、多くのお客様や競技者の方からお話を伺い、また、店長自身もMBCジムで様々なオリンピックシャフトを使用しテストしてまいりました。
そういった過程で強く感じているのが、使いやすいオリンピックシャフトとはまず第一に使用者のニーズに合致した特性を持つものである事が重要で、この点を誤るとどんなに高価なオリンピックシャフトを購入しても満足は得られません。

オリンピックシャフトの性格を決める様々な特性、シャフトの太さ、しなり、ローレットの粗さや形状、表面処理、ベアリング、それに価格帯やその他の要素、それぞれお客様の求める条件に適したものを選べるよう、当店ではオリンピックシャフトについての日本一詳しい解説を掲載しております。
下記リンクをご参照いただき、オリンピックシャフト選びの際にご参考にしていただけますと幸いです。

解説に分かりづらい部分や不十分な部分も多いかと思います、ご不明点やご質問についてはお問い合わせフォームよりご連絡頂ければ返答させて頂きます。


【オリンピックシャフト用語解説】

・シャフト
オリンピックシャフトの握る部分、特殊な物を除き直径28mm~29mmで作られています。
この部分の太さや表面処理がオリンピックシャフトの特性の大きく決定付けます。
基本的に、細いものはしなりが大きくウェイトリフティング種目向きに、太いものはしなりが少なくパワーリフティング種目向きになります。

・表面処理
オリンピックシャフト表面に施されたメッキやコーティング処理。
表面処理の種類により耐摩耗性や耐腐食性、グリップフィーリング、外観といった面で大きな違いがあります。

・ローレット
シャフト部分の金属表面に施された滑り止め加工、英語圏では「ナーリング」とも呼ばれます。
ローレットの粗さや形状はオリンピックシャフトの用途に合わせたものとなります。
また、表面処理の種類によってもローレットのフィーリングには大きな違いが生じます。

・スリーブ
回転機構を備えたプレート装着部分、こちらも用途によって構造や回転抵抗に違いがあります。
スリーブ部分の表面処理には金属との摩擦に対する耐摩耗性や滑りの良さといったシャフト部分とは違う特性が求められます。

1,各種オリンピックシャフトの違い、使用用途に合ったシャフトの選び方について

各種オリンピックシャフトの違い

オリンピックシャフトには下記のような様々な種類の物があり、それぞれの用途に合わせた特性を持っています。


・パワーリフティング用シャフト
EPCB_IPF_11
パワーリフティング競技やBIG3(スクワット、ベンチプレス、デッドリフト)での使用を目的に作られたシャフト。
シャフト部分の直径が太く、しなりが少なく、ローレットが強いのが特徴です。
シャフト部分の表面処理はロウスチール(表面処理無しの鋼鉄)、ステンレス、亜鉛メッキ、ブラックオキサイド等様々なものが販売されています。
回転部分の機構は耐久性が高く回り過ぎないブロンズブッシングが一般的です。

・長さ 2200mm
・シャフト部分の直径 28mm~29mm(主流は29mm)
・重量 20kg
・しなり 少ない
・ローレットの強さ 強い
・センターローレット 有り
・シャフト部分の表面処理 ロウスチール、ステンレス、亜鉛メッキ、ブラックオキサイド等
・グリップマーク パワーリフティング(中心より40.5cm)
・回転部分の機構 主にブロンズブッシング(高耐久で回り過ぎない)
・公認団体 IPF(国際パワーリフティング連盟)
・価格 普通~高価

該当商品一覧ページ


ウェイトリフティング用シャフト
EWCB_IWF_14
ウェイトリフティング競技やクイックリフトでの使用を目的に作られたシャフト。
パワーリフティング用と比較するとシャフト部分が細く、よくしなり、ローレットはややマイルドになります。
競技用であればシャフト部分の表面処理にはクロムメッキ、回転部分の機構は回転抵抗の少ないニードルベアリングが使用されますが、練習用の製品はクロムメッキ以外の表面処理やブッシングが使用されているものもあります。

・長さ 2200mm
・シャフト部分の直径 28mm
・重量 20kg
・しなり 大きい
・ローレットの強さ 普通
・センターローレット 有り
・シャフト部分の表面処理 クロムメッキ等
・グリップマーク ウェイトリフティング(中心より45.5cm)
・回転部分の機構 主にニードルベアリング(回転抵抗が少なくよく回る)
・公認団体 IWF(国際ウェイトリフティング連盟)
・価格 普通~高価

該当商品一覧ページ


多目的シャフト
EXFB_05
パワーリフティング用とウェイトリフティング用の中間的な特性で作られ、どちらの用途にもある程度使用できるようにしたシャフト。
様々な種目を行うクロスフィット競技での使用にに適しています。

・長さ 2200mm
・シャフト部分の直径 28mm~28.5mm
・重量 20kg
・しなり パワーリフティング用とウェイトリフティング用の中間的なしなり
・ローレットの強さ 普通
・センターローレット 無いものが主流
・シャフト部分の表面処理 クロムメッキ、ロウスチール、亜鉛メッキ、セラミックコーティング、ブラックオキサイド等
・グリップマーク パワーリフティングとウェイリフティングの二重マークが主流
・回転部分の機構 ブッシングや複合タイプが主流
・公認団体 無し
・価格 安価~普通



女性用シャフト
直径25mm重量15kgと細く軽いシャフト、ウェイトリフティングやクロスフィット競技の女子選手が使用します。

・長さ 2010mm
・シャフト部分の直径 25mm
・重量 15kg
・しなり 大きい
・ローレットの強さ 普通
・センターローレット 有り
・シャフト部分の表面処理 クロムメッキ等
・グリップマーク ウェイトリフティング
・回転部分の機構 主にニードルベアリング(よく回る)
・公認団体 IWF(国際ウェイトリフティング連盟)
・価格 普通~高価

該当商品一覧ページ


テクニカルシャフト
技術練習向けに作られた軽量なシャフト。
初心者や女性、子供のトレーニングにも適しています。



デッドリフト用シャフト

細くよくしなるシャフト、しなる分挙上距離が短くなり細いとグリップも外れにくいのでデッドリフトで高重量を引く事ができます。

・長さ 2300mm等(長い)
・シャフト部分の直径 27mm等(やや細い)
・重量 20kg
・しなり 大きい
・ローレットの強さ 強い
・センターローレット 無し
・シャフト部分の表面処理 ロウスチール、亜鉛メッキ、ブラックオキサイド等
・グリップマーク パワーリフティング
・回転部分の機構 ブッシング
・公認団体 無し
・価格 普通

現在該当商品無し


スクワット用シャフト

高重量のスクワットを行う為に作られた頑丈なシャフト、一般的なオリンピックシャフトと比べ重い物や太い物があります。

現在該当商品無し


パラリンピックパワーリフティング用シャフト

パラパワー専用に作られたシャフト、ノーギアベンチプレス専用に設計されています。

該当商品ページ



オリンピックシャフトの選び方

上記のようにオリンピックシャフトには様々な種類がありますが、特殊な用途に使用するのでなければ基本的には「パワーリフティング用シャフト」「ウェイトリフティング用シャフト」「多目的シャフト」の三種類から実施種目や予算に合わせて選ぶ事となります
下の図は当店で取り扱いするオリンピックシャフトを用途と予算で分類したものです、シャフトを選ぶ際のご参考になれば幸いです。
各種オリンピックシャフトの特性や選び方について質問事項ございましたらお問い合わせよりお気軽にご連絡下さい、可能な限りご相談に乗らせて頂きます。

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  • 2023.11.07
  • 18:24

2,タイプ別オススメオリンピックシャフト

タイプ別オススメオリンピックシャフト

オリンピックシャフトを選ぶ際、非常に重要になるのが普段のトレーニングでBIG3(スクワット、ベンチプレス、デッドリフトのパワーリフティング種目)とクイックリフト(クリーン、スナッチ、ジャーク等のウェイトリフティング種目)のどちらを重視しているかという点です。
本ページではそれぞれのタイプに適したオリンピックシャフトをご説明いたします。


【高重量でのBIG3重視タイプ→競技用パワーリフティングバーベル

日常的に200kgを超えるような高重量でのBIG3を行う方や、パワーリフティング競技者の方には、29mm径で純粋な競技用として設計された競技用パワーリフティングバーベルをオススメします。
競技用パワーリフティングバーベルが持つ"極限重量でもしなりを最小限に抑える硬さ"や"極めて強いローレット"といった特性は高重量BIG3で初めて真価を発揮します。

該当オリンピックシャフト

解説:パワーリフティング競技用バーベルの世界標準、特殊なローレット形状とロウスチールによる最高のグリップフィーリングが特徴です。

解説:コンペティションバーと同仕様で作られたステンレスバー、グリップフィーリングと高い耐腐食性を両立しています。

解説:リーズナブルでありながらピュアな競技用器具として非常に高い完成度を持ち、北米で強い支持を受ける競技用パワーリフティングバーベル。

解説:最高の耐腐食性とエッジの効いたローレットを持つステンレス製のオハイオパワーバー。



【BIG3を中心に様々な種目を行うタイプ汎用パワーリフティングバーベル

BIG3を中心にトレーニングを行っているがそれほど高重量を持つわけでは無い、様々な種目に使いやすいシャフトがいい、そういった方には29mm径でマイルドな特性を持った汎用パワーリフティングバーベルをオススメします。
GYMWAY社製やVILLAIN社製のパワーリフティングバーベルは純粋な競技タイプのパワーリフティングバーベルと比べ強すぎないローレットや若干のしなりといった特性を持ち、初心者から上級者まで幅広く安心してご使用いただけます。

該当オリンピックシャフト

解説:初心者から上級者まで使いやすいマイルドな特性を持ったパワーリフティングバーベル。

解説:初心者から上級者まで使いやすく、更に、セラコートの採用により耐腐食性、耐摩耗性、グリップフィーリングを大幅に向上させたパワーリフティングバーベル。

解説:GYMWAYマットクロムパワーバーのスリーブ短縮バージョン、ホームジムでの取り回しの良さを向上しています。

解説:GYMWAYセラコートパワーバーのスリーブ短縮バージョン、ホームジムでの取り回しの良さを向上しています。

解説:サビやコーティング剥がれの心配の無いオールステンレスパワーリフティングバーベル。

解説:比類ない耐久性を持つスウェーデン鋼により製造されたELEIKO社製ハイエンド汎用パワーリフティングバーベル。


【BIG3とクイックリフトを中心に様々な種目を行うタイプ多目的バーベル

BIG3とクイックリフトの両方を行うトレーニーの方やクロスフィット競技者の方にオススメなのが28.5mm径の多目的バーベルです。
クイックリフトに使いやすい適度なしなりと目の細かいローレットを持ちますが、パワーリフティングバーベルとウェイトリフティングバーベルの中間の太さの為高重量でのBIG3にもある程度対応可能でオールマイティーに使用できます。
また、多目的バーベルには通常センターローレットが無いため、クリーンやフロントスクワットを行う際に首の皮膚を痛める事がありません。

該当オリンピックシャフト

解説:リーズナブルながらも本格的な競技トレーニングにも使用可能な台湾GYMWAY社製多目的バーベル。

解説:実際のクロスフィット競技でも使用される多目的バーベルの世界的な定番商品。

解説:セラコートの採用により耐腐食性、耐摩耗性、グリップフィーリングを飛躍的に向上させた多目的バーベル、金属メッキでは不可能な高いデザイン性が特徴。

解説:比類ない耐久性を持つスウェーデン鋼により製造されたELEIKO社製ハイエンド多目的バーベル。


【クイックリフト重視タイプウェイトリフティングバーベル

クイックリフトを中心に行うトレーニー、ウェイトリフティング競技者の方には、28mm径で回転の良いベアリングを備えるウェイトリフティング用シャフトがオススメです。
細くしなりの大きなシャフトはクイックリフトやウェイトリフティング種目で使いやすく、回転抵抗の少ないベアリングは激しい動きにも追随し怪我を防ぎます。

該当オリンピックシャフト

解説:安価で耐久性の高いブッシングを使用したリーズナブルで使いやすいウェイトリフティングバーベル。

解説:IWF(国際ウェイトリフティング連盟)規格で作られ、本格的な競技トレーニングに使用可能なウェイトリフティングバーベル。

解説:セラミックコーティングを施し、耐腐食性、耐摩耗性、グリップ感を向上させたGYMWAYウェイトリフティングコンペティションバー。

解説:ヨーロッパ製の鋼材に耐腐食性、耐摩耗性、グリップ感に優れたセラミックコーティングを施した競技仕様のウェイトリフティングバーベル。

解説:耐腐食性が最も高くローレットのエッジの強さが特徴のステンレスと摩擦力に優れたセラミックコーティングを適材適所で組み合わせ、最高の使いやすさを実現したウェイトリフティングバーベル。

解説:オリンピックや国際大会で使用されるウェイトリフティング競技用バーベルの最高峰。

解説:コンペティションバーと比較してローレットな少しマイルドな仕様となっており、トレーニングでのリフトに適しています。

3,オリンピックシャフトの表面処理について

オリンピックシャフトの表面処理(素材)には、「ベアスチール」「クロムメッキ」「亜鉛メッキ」「ステンレス」「ブラックオキサイド」「セラミックコーティング(セラコート)」「リン酸マンガン(リューブライト)」といった様々な種類があります。
それぞれにどういった特徴があるのか、こちらのページで解説させて頂きます。


5段階評価
最悪 ☆
悪い ☆☆
普通 ☆☆☆
良い ☆☆☆☆
最高 ☆☆☆☆☆

用語解説

耐腐食性 表面処理の腐食に対する耐性、つまり錆びにくさです。日本は高温多湿で金属が錆びやすい環境の為、耐腐食性はオリンピックシャフトを選ぶ際の重要なポイントとなります。
耐摩耗性 表面処理の摩耗に対する耐性。耐摩耗性の低い表面処理は使用や経年劣化により徐々に鋼鉄の地肌が露出し、錆が生じるようになります。
摩擦力 表面処理の摩擦力。摩擦力の高い表面処理は滑りにくさと良好なグリップフィーリングをもたらします。
ローレット ローレットのエッジの強さ。ローレットのエッジはベアスチールのような表面処理の無い素材のオリンピックシャフトでは強くなり、金属メッキのような厚みのある表面処置を施されたオリンピックシャフトでは弱くなります。エッジの強いローレットは滑りにくく特に競技者に好まれますが、皮膚へのダメージが大きいというデメリットも有ります。



【硬質クロムメッキ】
耐腐食性 ☆☆☆
耐摩耗性 ☆☆☆☆
摩擦力  ☆☆
ローレット☆☆☆
鋼鉄の表面に硬質クロムメッキを施したシャフト。
美しい光沢があり、錆びや摩耗にも強いのが特徴です。
クロムメッキはバーベルコーティングのスタンダードと言えるもので、最も多くのバーベルに採用されており、特にウェイトリフティングの競技用シャフトはルール上必ずクロムメッキになります。
クロムメッキは皮膜が厚く、強度や耐摩耗性も非常に高いですが、その分ローレットのエッジが弱くなり、手触りもツルツルしたものになるのでグリップ感が弱点となります。
また、硬質クロムメッキは耐久性の高い表面処理ですが、安価な家庭用シャフトには装飾クロムメッキと呼ばれる耐久性の低いクロムメッキが施された粗悪品があり、そういった商品は短期間のうちに錆びやメッキ剥がれが発生するケースがあります。



【亜鉛メッキ】
耐腐食性 ☆☆☆
耐摩耗性 ☆☆☆
摩擦力  ☆☆☆
ローレット☆☆☆
coating03
鋼鉄の表面に亜鉛メッキを施したシャフト、光沢亜鉛メッキと黒色亜鉛メッキがあります。
同じ金属メッキでも耐腐食性や摩擦力の面でクロムメッキを上回り、金属メッキの中は特に良好なグリップ感を持っています。
しかし、質感や耐摩耗性ではクロムメッキに劣り、特に経年劣化による変色が避けられません。
クロムメッキ同様メッキに厚みがある為ローレットのエッジは少し弱くなります。



【ステンレス】
耐腐食性 ☆☆☆☆☆
耐摩耗性 ☆☆☆
摩擦力  ☆☆☆
ローレット☆☆☆☆☆
coating04
鋼鉄ではなく、鉄とクロムの合金「ステンレス鋼」を材料に使用したシャフト。
ステンレス鋼は表面に薄い酸化皮膜を作る為錆びにくく、このページに記載された素材(表面処理)の中でも最も錆びに強いと言っていいでしょう。
素材自体が錆びにくい為表面にメッキ等の処理も必要なく、ベアスチールと同様の深くエッジの効いたローレットが特徴となります。
ステンレス製のオリンピックシャフトはハイエンド品が多く、価格の高さがネックとなります。



【ブラックオキサイド(黒染め加工)】
耐腐食性 ☆☆
耐摩耗性 ☆☆
摩擦力  ☆☆☆☆
ローレット☆☆☆☆
coating06
鋼鉄の表面にブラックオキサイド加工を施したシャフト。
黒色の皮膜はクロムメッキや亜鉛メッキと比較して非常に薄く、ベアスチールの次に錆びやすい素材です。
また、皮膜の強度も弱く、簡単に傷が付きます。
しかし皮膜の薄さはベアスチールに近い手触りとエッジの効いたローレットをもたらします。
ベアスチール同様油分が切れると錆びを生じるという特徴があり、小まめな手入れが重要です。



【セラミックコーティング(セラコート)】
耐腐食性 ☆☆☆☆
耐摩耗性 ☆☆☆☆☆
摩擦力  ☆☆☆☆
ローレット☆☆☆
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鋼鉄の表面にセラコートと呼ばれるセラミックを主成分としたコーティングを施したシャフト。
セラコートはアメリカの企業が開発したセラミックを主成分としたコーティング剤で、元々は銃器に使用されていたものですが近年様々な用途に利用されています。
耐腐食性や耐摩耗性でクロムメッキや亜鉛メッキのような金属メッキを大幅に上回り、触感が金属メッキのようにツルツルしていないので摩擦力も強く、更に自由なカラーリングが可能になるという特徴を持ちます。
オリンピックシャフトの表面処理としては比較的新しいものですが、優れた特性により近年世界的に人気が増しています。
メリットが多い反面、金属やJ-カップのような硬い物と接触する部分のコーティングは金属メッキよりも若干剥がれやすいという特徴もあり、カラフルなバーベルはコーティングの剥がれが目立ちやすいという欠点もあります。



【リン酸マンガン(リューブライト)】
耐腐食性 ☆☆☆
耐摩耗性 ☆☆☆
摩擦力  ☆☆☆☆
ローレット☆☆☆
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鋼鉄の表面にリン酸マンガン(リューブライト)によるコーティングを施したシャフト。
リン酸マンガンの灰色がかった黒色の被膜は表面の粒子が荒く、良好なグリップ感を持っています。
更に、耐腐食性や耐摩耗性といった耐久性の面でも金属メッキと同等です。



【ベアスチール(コーティング無しの鋼鉄)】
耐腐食性 ☆
耐摩耗性 ☆☆☆
摩擦力  ☆☆☆☆☆
ローレット☆☆☆☆☆
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表面にメッキ等を施していない生の鋼鉄そのままのシャフト、ロウスチールとも呼ばれます。
生の鋼鉄は摩擦力が高く最も手に馴染む素材であり、優れたグリップ感を持ちます。更に、表面処理が無いため深くエッジの効いたローレットが可能になります。
しかし非常に錆びやすく、小まめな手入れや油分の塗布が必須です。
小まめに手入れを施しながら長年使用されたベアスチールのシャフトは、ベテラン料理人の使う鉄フライパンのように黒く変色し独特の風合いを生じます。
国際パワーリフティング連盟の世界大会は現在全てベアスチールのシャフトで行われています。






バーベルの素材や表面処理は多種多様です、目的や予算に応じて適したものを選ぶことが重要となります。
(画像は上から亜鉛メッキ、ステンレス、ベアスチール、硬質クロムメッキ)
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4,オリンピックシャフトのローレットについて

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バーベルシャフトの表面に刻まれた細かい滑り止め加工をローレットと呼びます。
(英語圏ではナーリングという呼び方も一般的です。)

ローレットはオリンピックシャフトの使いやすさを決める重要な要素で、用途に合わない粗さや形状のローレットはバーベルを使いづらいものにします。

本ページでは4タイプのバーベルのローレット形状について解説させて頂きます。


1,浅く丸みを帯びたエッジのローレット
鋭いエッジが無いため滑りやすく高重量でのトレーニングには不向きですが、皮膚に優しいソフトなグリップフィーリングを持ちます。
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2,鈍いエッジを4つ持つ台形のローレット
一つの山に鈍いエッジを4つ持つ台形のローレット。エッジが弱いため皮膚に大きな負担をかけませんが、高重量ではグリップが滑りやすくなります。
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3,適度なエッジを4つ持つ火山形のローレット
山の先が噴火口のようにえぐれた形のローレット、一つの山に適度な強さのエッジを4つ持ち、台形のローレットと比較してグリップが強い半面皮膚への負担も大きくなります。
グリップ力とグリップ感のバランスの良さから競技用シャフトで多く採用されています。
nikki19


4,鋭いエッジを一つだけ持つピラミッド型のローレット
一つの山に一つの鋭いエッジを持つピラミッド型のローレット、鋭いエッジによる強いグリップがありますが、皮膚への負担も最も大きくなります。
強いグリップを求められるパワーリフティング用シャフトに多く見られるローレット形状です。
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ステンレスオハイオパワーバーのローレット拡大図

パワーリフティング競技用シャフトであるステンレスオハイオパワーバーは目の粗い火山型のローレット加工が施されております。このアグレッシブなローレットはグリップが極めて強く、その分皮膚への負担も大きいという特徴があります。
優れたオリンピックシャフトは用途や特性に合わせて適した粗さと形状のローレット加工が施されています。

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5,オリンピックシャフトのスリーブ、回転機構、着脱音について

オリンピックシャフトのプレートを装着する部分は「スリーブ」と呼ばれます。
このページではスリーブの形状や各種表面処理の特徴、回転機構の種類といった内容について解説させて頂きます。

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【スリーブの形状】

スリーブの形状はどれも一緒ではなく用途によって多少の違いがあります。
特にパワーリフティング競技での使用を前提に設計されたオリンピックシャフトは、意図的にスリーブのプレート装着部分が長く作られている事があります。
これはより多くのプレートを装着可能にし、極限の高重量でもバーベルのしなりを最小限に抑える為の形状で、通常のスリーブとは使用感が大きく異なる為注意が必要です。

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【スリーブの回転機構】

オリンピックシャフトのスリーブ内部にはベアリングやブッシングといった回転機構が備えられています。
一般的に、パワーリフティング用シャフトや多目的シャフトではある程度回転抵抗が大きく耐久性の高いブロンズブッシングやコッパーブッシングが、ウェイトリフティング用シャフトでは回転抵抗が少なく激しい動きへの追従性能が高いニードルベアリングが使用されます。

回転機構については「回転抵抗が少なくよく回るほどいい」と思っている方も多いですが、それは間違いです。
BIG3やスローリフトでの使用ではある程度回転抵抗の大きなバーベルの方が使いやすく、ウェイトリフティング向けのバーベルでも一級品は使用者の使いやすさを考慮した適度な回転抵抗があります。
使いやすいバーベルには常に一定の滑らかな回転、そして用途に応じた回転抵抗が重要です。


ニードルベアリングが内蔵されたGYMWAYウェイトリフティングコンペティションバー、GYMWAY社の特許構造を持つニードルベアリングはウェイトリフティングバーにありがちな「ガラガラ」という回転音がせず、クイックリフトに最適な回転抵抗と滑らかな動きが特徴です。


【スリーブの表面処理】

バーベルのシャフト部分の表面処理についてはオリンピックシャフトの表面処理についてページにてその特性を解説しましたが、シャフト部分のように直接握る事が無くプレートとの摩擦や衝突を繰り返すスリーブ部分にはシャフト部分とは異なった特性の表面処理が求められます。

・クロムメッキ
金属との摩擦や衝突に強く滑りの良いクロムメッキはスリーブの表面処理として最もスタンダードなものです。
シャフト部分の表面処理としては弱点となった摩擦力の弱さもスリーブ部分の表面処理としては着脱の容易さというメリットになります。
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・亜鉛メッキ
クロムメッキと同様に金属との摩擦や衝突に強く、滑りも良いのが特徴です。
クロムメッキほどの硬度は無いためやや摩耗が早く、経年劣化による変色もありますが、耐腐食性の面ではクロムメッキを上回っておりサビに強いという長所があります。
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・セラミックコーティング(セラコート)
シャフト部分の表面処理同様、スリーブ部分の表面処理としても人気が増しているのがセラミックコーティングです。
耐摩耗性や耐腐食性で金属メッキよりも優れた特性を持つセラミックコーティングですが、金属との摩擦や衝突に対しての耐久性という面では金属メッキに劣るという評価もあり、北米でもスリーブのコーティングとしては金属メッキに取って代わるには至っていません。
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・ブラックオキサイド(黒染め)
セラミックコーティングの普及前はブラックオキサイドの表面処理が施されたオリンピックシャフトも多く見られました。
ブラックオキサイドは被膜が非常に薄くサビに弱い為、経年劣化により早い段階でスリーブにサビが生じる事になります。
サビたスリーブはプレートの着脱が難しくなる為、こまめにメンテナンスが必須となります。
(画像無し)



・ステンレススチール
コーティングが施されていないステンレススチール製のスリーブ、近年北米のハイエンド製品で採用が増えています。
サビやコーティング剥がれの心配が無いという大きなメリットがありますが、価格の高さがネックとなります。
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【スレッディングスリーブ】

オリンピックシャフトによってはスリーブの表面に細かい溝が刻まれている事があります。
これはスレッディングスリーブと呼ばれる仕様で、

・通常のスチールプレートやコーティングプレートとの組み合わせでは、摩擦の低減によりプレートの滑りを良くする効果があり、特にパワーリフティング競技用プレートのような内径のクリアランスが小さく作られたプレートの着脱が容易になる。

・穴の内側にスレッドの刻まれた競技用バンパープレートとの組み合わせでは、プレートがズレにくくなる。

という特徴があります。

スレッディングスリーブと競技用バンパープレートとの組み合わせは、プレートがズレにくくなると同時に、着脱時独特の摩擦音が鳴るという特徴もあります。(着脱音についての詳細は後述します)

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スリーブの分解清掃

オリンピックシャフトのスリーブ内部の機構は基本的にメンテナンスフリーですが、メーカーによっては分解しグリスアップも可能となっています。
スリーブの分解方法はメーカーによって違い、簡単に分解が出来ないものや特殊な工具が必要なものもあります。
取り返しのつかない事態になりかねませんので分解する際は十分ご注意下さい。

・ROGUE FITNESS社製バーベルの分解清掃については公式チャンネルの解説動画をご参照下さい。

・GYMWAY社製バーベルのスリーブは基本的にメンテナンスフリーで、当店としましても分解清掃は推奨しておりません、分解を行う際は必ず全て自己責任で行って下さい。
回転が悪くなった際は隙間から潤滑剤を注入するのが最も簡単で効果的です。

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【プレートの着脱音について】

オリンピックシャフトのスリーブとプレートは、組み合わせによっては大きな着脱音が鳴ります。
ホームジム等での使用で極力音を抑えたい場合は組み合わせにご注意下さい。

①スレッディングスリーブとバンパープレートの組み合わせ

スレッディングスリーブ
(ROGUEオハイオパワーバー)
+
バンパープレート
(ROGUEトレーニング2.0バンパープレート、GYMWAY薄型トレーニングバンパープレート)

スレッディングスリーブとバンパープレートはどちらも摩擦面に細かい溝(スレッド)が刻まれており、この2つを組み合わせると動画のように独特の着脱音が鳴ります。
これには
・スリーブとバンパープレート、双方のスレッドが噛み合う事でプレートがズレにくくなる。
・音が鳴る事でプレートがズレた際に気付きやすく安全性が高まる。
といった理由があります。
独特のプレートの着脱音は競技用フリーウェイト器具の証とも言えます。


バンパープレートの着脱音を小さくしたい時は、200番-400番程度の中目の金属用耐水サンドペーパーで穴の内側を磨いてやって下さい。
磨くほど着脱音は小さくなっていきます。
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②スレッディングスリーブとコーティングプレートの組み合わせ

スレッディングスリーブ
(ROGUEオハイオパワーバー)
+
コーティングプレート
(American Barbellウレタンオリンピックプレート)

摩擦面に溝(スレッド)が刻まれていないプレートの場合、スレッディングスリーブと組み合わせても独特の着脱音は殆ど鳴りません。
ホームジム等で騒音を極力抑えたい方は、バンパープレートの穴の内側を磨いてしまうか、スレッドの無いスリーブのバーベルをお選び頂きますか、着脱音を抑えられる組み合わせ(スレッディングスリーブ+バンパープレート以外のプレート)でのご使用をオススメいたします。







































6,オリンピックシャフトのメンテナンスについて

【バーベル保管時の注意】

・バーベルに重りを付けたままでラックに放置しないで下さい、曲がりや破損の原因となります。

・バーベルを壁に立て掛けないで下さい。スリーブ内部のベアリング(ブッシング)を破損させる可能性があります。
バーベルのストレージには床に立てるタイプの物もありますが、それは保管方法としては理想的ではありません。
特にニードルベアリングを備えたバーベルは立てた状態で床に落とすような衝撃に弱く、破損の原因となります。
壁に水平に掛けるタイプのストレージがバーベルの保管には適しています。


【バーベルの清掃方法】

・ブラシ掛け

バーベルについた炭マグ(炭酸マグネシウム)はブラシを使用してこまめに清掃して下さい、炭マグには吸湿性があり錆びや腐食の原因となります。

この時に使用するブラシは柔らかいものでなければバーベルの表面を傷付けてしまいます。
特にステンレス製のバーベルや、メッキやコーティングのされたバーベルは、ナイロンブラシやタワシのような柔らかいブラシで清掃して下さい。

表面処理をされていないロウスチールのバーベルであれば金属ブラシの使用も可ですが、真鍮ブラシのような柔らか目のものが良いでしょう。


・布拭き

軽い汚れ
日常的な軽い皮脂汚れであればアルコールと綺麗な布で拭き取って下さい。

重度の汚れ
ローレットに入り込んで固まった炭マグや松ヤニ、頑固な皮脂汚れ、落ちにくい血液のような汚れはオイルを塗布し必要に応じてブラシを掛け汚れを浮かせてから乾いた布で拭き取ります。
オイルでの清掃を行った後は、仕上げに乾いた布で表面を油分をしっかりと拭き取るか、もしくはアルコールと綺麗な布で油分の除去を行って下さい。
シャフトの表面に油分が多く残っているとグリップが滑り危険です。


・錆び落とし

既に錆びてしまったバーベルの錆びを落とすには以下のような方法があります。

軽度の錆び→オイルを塗布し布で磨きます、ごく軽度の錆びであればこれで落とせます。

中度の錆び→研磨剤や不織布研磨材を使用して磨きます、本格的な錆びも綺麗にできますが表面にある程度のダメージを覚悟して下さい。

重度の錆び→ケミカル(錆び落とし剤)やワイヤーブラシを使用します、表面のメッキやコーティングは著しく傷みますので最終手段です。

錆びを落とした後はオイルを塗布します。
ロウスチールやブラックオキサイドのバーベルは特によく錆びますので普段から定期的にオイルを塗布し表面に油分を浸透させておくのが重要になります。


【メンテナンスに使うオイル】

ROGUE社は「3-in-ONE多目的オイル」の使用を推奨しており、MBC POWERジムでは「KURE556」や「ダイソー万能オイル」といった多目的オイルを使用しております。
バーベルのメンテナンスに使用するオイルは多目的オイルをご使用頂ければ問題ございません。

Brushandoil
シャフトの清掃に使用するのはダイソーやセリアで販売されている100円のオイルとブラシでも全く問題ありません。


【コーティングの落ちてしまったバーベルについて】

表面のコーティングがすっかり落ちてしまったバーベルも実用上大きな問題はありません。
『コーティングが落ちた=劣化、もう使えない』ではなく、『コーティングが落ちた=錆びやすいがグリップの最も強いロウスチールのシャフトに変化した』とお考え下さい。
パワーリフティング用オリンピックシャフトの最高峰であるELEIKOパワーリフティングコンペティションバーは最初からシャフト部分にコーティングが施されておりません。
コーティングのすっかり剥がれてしまったバーベルもメンテナンスさえ怠らなければその後も問題無くいつまでも使用可能です。

7,オリンピックシャフトの耐荷重量について

バーベルの耐久力の目安は『耐荷重量』よりも『引張強度』が一般的

オリンピックシャフトの耐荷重量についてよくご質問を頂くのですが、バーベルの耐荷重量には統一規格が無く、メーカーによってばらばらの基準で測っている為、異なるメーカーのバーベルを比較する目安として『メーカーの公表する耐荷重量』はあまり意味がありません。
バーベルの強度については規格の無い耐荷重量ではなく、国際規格である引張強度(単位は重量ポンド毎平方インチの略であるPSI)を参考にするのが良いでしょう。

引張強度が高いバーベルほど耐久性が高いのか?

バーベルの耐久性はBIG3のようなスローリフトでの使用と、クリーンやスナッチのようなクイックリフトでの使用で見るべき点は変わってきます。
引張強度はバーベル強度の最も一般的な指針として世界的に使用されています、その為、バーベルメーカーは引張強度のカタログスペックを競争し、更にどのメーカーも同じように「他社のカタログスペックは誇張されている」と主張しています。
確かに引張強度が静的応力に対する耐久性の目安としては有用と考えられます、引張強度の低いバーベルはスローリフトでの高重量使用に耐えられず曲がる可能性があります。
しかし、引張強度は190,000PSIを超えればスローリフトによる応力で曲がりが問題になる可能性はほぼ無くなると言われています。
加えて誤解してはならないのは、「引張強度の高さ=耐久性」という単純な図式にはならないという点です。
バーベルの破損は静的応力で起こるものと動的応力で起こるものがあり、動的応力に対する耐久性には表面処理・スリーブ長・シャフト直径といった要素が特に大きな影響を及ぼします。

静的応力に対する耐久性について、BIG3やパワーリフティング練習のようなスローリフトでの使用であれば190,000PSI以上のものを選んでおけば基本的に問題はありません、190,000PSIを超える競技用のバーベルが曲がった話を聞くと大体原因は「プレートを付けた状態での放置」や「セーフティへの落下」といった誤った使用です。
190,000PSI以上の引張強度を持つバーベルは正しい使用方法さえ守って頂ければ、パワーリフティングジムやホームジムで使用する限り半永久的に使用できます。

動的応力に対する耐久性について、クロスフィットジムのような環境で一日数百回もドロップされるバーベルは、繰り返しかかる動的応力によりシャフトの特定部位が疲労し寿命が極端に縮まります。
この時、直径の太いシャフトは細いシャフトより耐久性が高くなり、スリーブの短いシャフトはスリーブの長いシャフトよりドロップ時の動的応力が低減します。
そしてクロムメッキは鋼鉄の疲労強度に悪影響を与えることが材料科学や航空科学の分野の研究で明らかになっています。
一日に数百回もドロップする過酷な環境でバーベルを使用する場合、まずはシャフト部分がクロムメッキの製品を避けた方がよいでしょう。その上で190,000PSI以上、更に競技用バーベルの製造や競技者向けジムでの使用実績のあるメーカーの製品を選ぶのが確実です。



参考までに、各社のバーベルの引張強度を下記に記載します。

ROGUE社製バーベル引張強度

ローグバー2.0 190,000 PSI

GYMWAY社製バーベル引張強度


ELEIKO社製バーベル引張強度

VILLAIN社製バーベル引張強度



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