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当店では2025年12月上旬より、初の完全自社企画開発バーベル「MBC ショートスリーブ パワーバー」の販売を開始します。
2017年の創業以来、世界の一流メーカー製バーベルを数多く扱ってきましたが、完全オリジナルのバーベル開発は今回が初めての試みとなります。
本製品は中国の提携サプライヤーに製造を委託しており、 「ジャパンデザイン・チャイナビルド」(日本側の主導で詳細な機能設計を行い、中国で製造する方式)により誕生しました。
今回のメルマガでは、その背景となる “中国製バーベルの現状” についてご紹介し、来週の配信では、MBCオリジナルバーベルの詳細をお届けします。
バーベルメーカーには大きく分けて2つのタイプがあります。

①自社工場型メーカー
自社に工場を持ち、バーベルの設計から製造まで一貫して行うメーカーです。
独自の設計思想を反映させた製品づくりが可能で、世界的トップブランドのスウェーデンELEIKO(エレイコ)社やアメリカROGUE(ローグ)社はこちらに該当します。

②ファブレス型メーカー
工場を持たず、製造を外部サプライヤー(主に中国・台湾)に委託するメーカーです。
いわゆる「ファブレス(Fabless)」型で、日本では老舗の競技用バーベルメーカー1社を除き、大半はこの形態です。
当店のオリジナルバーベルも、このファブレス型にあたります。
当店が創業した2017年当時を振り返ると、中国製バーベルには「安かろう悪かろう」という印象が確かに存在していました。当時の主な課題は以下の通りです。
しかし、近年の中国製工業製品全般がそうであるように、バーベルの製造技術と品質も確実に向上してきています。
最近の中国製バーベルは仕上げの品質や加工精度といった点で大きく改善され、パッと見では欧米製品との差がわからないレベルに達している製品も増えてきました。
つまり、工業製品としての完成度は確実に向上しています。
では、現在の中国製バーベルの最大の課題は何か。それは 「機能設計」の未熟さ です。
たとえば、パワーバーに求められる剛性、ウェイトリフティングバーに求められるしなりとスピン、多目的バーに求められるローレットの深さと形状、こういった「本格的なバーベルであれば、用途に応じて求められる必要要件」への理解が非常に浅い設計が多く見られます。
欧米一流メーカーのバーベルには、細部に至るまで長年のフィードバックに基づいた綿密な設計思想が宿っています。
それが使用感や耐久性の差となって現れます。
中国ではこうした高度なバーベル設計ノウハウを持った技術者がまだ十分育っているとは言えず、
外観のデザインは欧米製品に寄せていても、実際の使用感が伴わないケースが依然多いのが現状です。
つまり、
製造クオリティ(ハード)は向上したが、設計思想(ソフト)には依然として大きな差がある
という状態です。
そこで重要になるのが、今回採用した「ジャパンデザイン・チャイナビルド」という開発体制です。
この形を取ることで、中国製バーベルの弱点である設計面を補い、製造面の強みを最大限に活かすことができます。
当店のMBCオリジナルバーベルは、このアプローチにより開発されました。
企画開発にバーベルのプロフェッショナルである私たちが深く関与し、提携工場と綿密に調整を重ねた結果、中国製バーベルにありがちな設計上の弱点を感じさせない仕上がりになっています。
さらに、欧米製品には見られない「日本市場向けの使いやすさ」を盛り込むことで、品質・操作性・コストパフォーマンスのすべてを高い次元で満たすバーベルが完成したと考えています。
次回の特集メルマガでは、今回ご紹介した背景を踏まえつつ、
MBCオリジナルバーベルの具体的な仕様・特徴を詳しく解説します。
私たちが長年蓄積してきた知見を元に、日本のトレーニーに本当に必要なバーベルとは何か――その答えを形にした一本です。
来週の配信も引き続きお読みいただければ幸いです。