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ウェイトトレーニングを始めるとき、バーベルの両端につけるウェイトプレートは欠かせない道具です。初心者の方は、さまざまな種類のプレートがあることに戸惑うかもしれません。素材の違いや用途ごとの選び方など、知っておくべきポイントがいくつもあります。本記事ではウェイトプレートの基本から種類ごとの特徴、用途別の選び方、そして初心者におすすめのプレートまで、分かりやすく解説します。
ウェイトプレートとは、バーベルの両側(スリーブ)に装着して重量を調節するための円盤状の重りのことです。トレーニング種目や自分の筋力レベルに合わせて複数のプレートを組み合わせ、総重量を増減させることで段階的に負荷を調整できます。
プレートの素材にはいくつか種類があります。一般的には鉄(鋳鉄やスチール)製の芯材が使われ、これに保護目的でゴム(ラバー)やウレタンコーティングが施されたものが多いです。鉄そのままのプレートは頑丈で薄い反面、床を傷つけたり騒音が大きくなったりする欠点があります。そのため、表面をゴムで覆ったラバープレートや、ウレタン樹脂で覆ったウレタンプレートが広く普及しています。ラバーコーティングは衝撃や音を和らげ、床や器具へのダメージを減らしますが、製品によっては独特のゴム臭がある場合があります。ウレタンコーティングはゴムよりも臭いが少なく非常に耐久性が高いのが特徴で、商業ジムなどでも採用される高品質なタイプです。また、競技向けにはプレート全体が硬質ゴムでできたバンパープレート(後述)や、金属製で重量精度を極めたパワーリフティングプレートもあります。
ウェイトプレートは用途や使用環境によって大きく「家庭用」「業務用(ジム用)」「競技用」に分けられます。それぞれ特徴が異なり、価格や精度にも差があります。
家庭用プレートは、個人のホームジム向けで価格が安いのが特徴です。その代わり重量の誤差が大きめ(精度が低め)で、耐久性もプロ用に比べれば劣りまが、コストを抑えて揃えられる利点があります。
業務用プレートは、ジムなど多人数が使う前提で耐久性が高く作られています。重量精度も家庭用より優れ、表面は厚いゴムやウレタンで覆われ静音性も高めです。取っ手付きで扱いやすいデザインも多く、価格は高めですが長期間の使用に耐える品質です。
競技用プレートは、公式大会仕様のプレートで重量誤差が極めて小さいのが特徴です。国際規格に沿った直径や色分けがされており、薄く精巧に作られています。その分価格は高価で、本格志向のジムやトレーニー向けです。
初心者であっても、長く使うことを考えると、ある程度質の良いプレートを揃えることをおすすめします。安価な家庭用プレートは重量誤差が大きかったり、耐久性が低かったりするため、結果的に買い替えの必要が出てくることもあります。特に、バーベルを頻繁に使用する予定の方や、高重量でのトレーニングを視野に入れている方は、耐久性と精度の高いプレートを選ぶことで、より快適で安全なトレーニング環境を構築できます。
ここからは、形状や用途によって分類される代表的なウェイトプレートの種類について、それぞれの特徴を見ていきましょう。プレートの形状や構造によって使い勝手や適したトレーニング種目が異なります。
グリッププレートとは、プレート外周に手を入れるための穴(取っ手)が複数開いたデザインのプレートです。円盤に3箇所程度の穴があるものが多く、「イージーグリッププレート」などと呼ばれることもあります。穴があることでプレートを持ち運びしやすく、取り付け・取り外しも安全かつ簡単に行えます。初心者や自宅トレーニングではプレートの付け替え作業が頻繁にあるため、グリップ付きのプレートは扱いやすく人気があります。また、グリップ穴を利用してプレート自体をダンベルのように持って運動(プレートを使ったスクワットや腹筋運動など)に活用することもできます。
メリット:
デメリット:
バンパープレートは、重量挙げ(ウェイトリフティング)のトレーニングなどで使われる、全面が厚いゴム素材でできたプレートです。内部に金属製のコアやリングがあり、外周に硬質ゴムを厚く成型して作られています。特に10kg以上のバンパープレートは直径が統一されており(約45cm)、高い位置から床に落としても耐えられる設計になっています。そのため、スナッチやクリーン&ジャークといったバーベルを頭上から降ろす動作を伴う種目でも、安全にバーを手放してプレートごと床に落とすことが可能です。
メリット:
デメリット:
スチールプレートとは、鉄または鋼鉄でできたプレートで、表面に特別なコーティングを持たないタイプを指します。いわゆるパワーリフティング向けの競技用プレートがこの部類で、薄い鉄製ディスクのようなものをイメージすると良いでしょう。金属むき出し(もしくは塗装のみ)であるため非常に薄く作ることができ、最大重量を追求するトレーニングに適した設計です。例えば重量級のパワーリフターが300kgや400kgのバーベルを組む際でも、スチールプレートならバーに十分な枚数を装着できます。
メリット:
デメリット:
自分のトレーニングスタイルや設置環境によって、適したプレートの種類も変わってきます。ここでは用途やシチュエーション別に、どんなプレートを選ぶと良いかを解説します。
ホームジムでは静音性と安全性を重視しましょう。マンションなど集合住宅の場合、床や近隣への振動・騒音対策が不可欠です。そのため、ラバーコーティングのグリッププレートやバンパープレートがおすすめです。バンパープレートは静かですが厚みがあるため、収納スペースも考慮しましょう。グリッププレートは付け替えが楽で落下による事故の危険性を抑えることができます。
商業ジムでは耐久性とメンテナンス性を最優先にプレートを選びます。多数の利用に耐えうるウレタンコーティングプレートやバンパープレートが適しています。ウレタン製プレートは傷がつきにくくゴム特有の臭いもないため、多くのジムで採用されています。重量表示が見やすく持ちやすいデザインを選ぶことで、安全かつ効率的に運用できるでしょう。コストはかかりますが、機材を長持ちさせるためには必要な投資と言えます。
パワーリフティング志向なら、パワーリフティングスチールプレートが適しています。高重量でも多くのプレートを装着でき、重量誤差も極めて小さいからです。練習段階では通常のラバープレートでも構いませんが、より正確な重量で追い込みたい場合や数百kgの重量を扱う場合はパワーリフティングスチールプレートが役立ちます。騒音や振動の問題になる場所で使用する場合は、床への衝撃対策(プラットフォームやマット)が必要になる点に注意しましょう。
ウェイトリフティング(重量挙げ)を行う場合は、バンパープレートを使用してください。頭上から落とす動作があるため、通常のプレートでは危険です。公式規格と同じ直径・カラーのバンパープレートを使えば、繰り返し落としても壊れにくく安全に練習できます。初心者であっても、重量挙げを練習するときは最初からバンパープレートを使いましょう。
クロスフィットやファンクショナルトレーニングでもバンパープレートが有用です。高強度の複合トレーニングではバーベルを繰り返し床に落とすため、耐久性の高いプレートが必要になります。バンパープレートなら騒音も軽減され、安全にトレーニングを続けられます。競技用ほどの精度は必ずしも必要ではありませんが、ハードな使用に耐える頑丈な製品を選ぶと良いでしょう。
ウェイトプレートを選ぶ際には、使用目的やトレーニング環境に合わせて適切なものを選ぶことが重要です。持ちやすさ重視するのであればグリッププレート、高重量でのBIG3重視ならパワーリフティングスチールプレート、ドロップ時の騒音や耐久性を考慮するならバンパープレートなど、用途に応じた選択が求められます。
ウェイトプレートは一度購入すれば長期間使用する器具です。耐久性の高い業務用水準以上の製品を選べば、劣化や破損が起きにくく長持ちします。多少高価でも、結果的に買い替え頻度が減りお得になるでしょう。
適切なプレートを選ぶことで、安全かつ効果的なトレーニングが実現できます。自分のトレーニングスタイルに合ったウェイトプレートを選び、理想の環境を整えましょう。
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