Skip to content
ソ・ジャンホ選手が語るウェイトリフティングに欠かせないギアの選び方

ソ・ジャンホ選手が語るウェイトリフティングに欠かせないギアの選び方

皆さんこんにちは!はじめまして、WE LIFT WEIGHTSのジャンボです。

ウエイトリフティングの魅力をもっと多くの人に届けたいと思い、YouTubeやSNSなど様々なプラットフォームでコンテンツを発信しています。
大会や選手の紹介、トレーニングの楽しさをシェアしながら、ウエイトリフティングの世界を一緒に盛り上げていきたいです!

こちらの記事ではウエイトリフティングのギアについて解説をしていきたいと思います!

ウエイトリフティングは「バーベルを頭上に挙げる」という一見シンプルな競技に見えますが、実はパフォーマンスを引き出し、怪我を防ぐために欠かせないギアがいくつか存在します。今日はその代表的なものを一つずつ紹介していきます。


1. ウエイトリフティングシューズ

まず外せないのがリフティングシューズです。かかと部分に高さがあることでしゃがみやすくなり、安定して力を伝えられるのが最大の特徴。スクワットはもちろん、スナッチやクリーン&ジャークのパフォーマンスUPにつながる重要なアイテムです。

単純にヒール部分が高いだけではなく、硬くて頑丈な素材で作られているのがウエイトリフティングシューズです。また、通常のスニーカーよりはかなり重量があります。例として、TYRのエリートカーボンは片方624gもあります。これは一般的なランニングシューズの2.5倍程度の重さ!シューズが重い分、安定感が高いのが特徴ですね。

↑ヒールが硬く頑丈な作りになっているのがリフティングシューズの特徴。写真はMBC POWERで取り扱っているローニンリフターズとTYRFORCE エリートカーボンリフター。


ヒールドロップ(かかとつま先の高さの差)はメーカーやモデルによって違いますが、20㎜前後が最も多いです。ヒールがある分スクワット動作でしゃがみやすくなりますし、スクワット時に上半身をまっすぐ維持しやすくなります。足首や股関節周りが柔らかい選手達は20㎜以下のシューズを履いていることが多いですね。足首や股関節周りが硬い方には23㎜以上をお勧めします。MBC POWERで取り扱っているTYRエリートカーボンはヒールドロップが25㎜ですので足首が比較的硬い人にはお勧めなシューズになります。

 

2. リフティングベルト

次に紹介するのはリフティング用のベルト。

特に高重量を扱うときに腰をしっかりサポートしてくれます。腹圧を高めることで姿勢が安定し、安全にリフティングが行えるというものになります。

ウエイトリフティングでは、比較的薄いベルトを好む選手が多いです。パワーリフティングでは、多くの選手が厚み13㎜のレバーアクションの硬いリフティングベルトを愛用していますが、ウエイトリフティングの試合でこのタイプのベルトを僕は見たことがないです。基本的に厚さ10㎜以下のベルトを使用している選手がほとんどになります。スクワットの時だけ厚みのあるパワーリフティング用ベルトを使用している選手はいますが、スナッチやクリーン&ジャークをする際には皆さん厚さ10㎜以下のベルトを着用しています。

昔はピンタイプのバックルが採用されているベルトをよく見かけたのですが、ここ最近はマジックテープを採用しているベルトを使用している選手のほうが多い印象です。僕は昔ピンタイプのバックルを使用しながら好きなTシャツに穴を開けてしまったことがあるので個人的にはマジックテープの方が好きです。(笑)

また、クリーン&ジャークのみにベルトを使用している選手が多い印象です。スナッチだと足幅を広くしてかなり深くしゃがむ必要があるので、硬いベルトを邪魔だと感じてしまう選手が多いです。僕もベルトをつけたままスナッチを行うと深くしゃがむ際に腰回りが窮屈に感じるため、外しています。

↑スナッチ時はベルトを外して試技をする選手が多い


また、スナッチで扱える重量はかなり限られてくるのでそもそもベルトをする必要性を感じていない選手が多いですね。トップリフターが挙げられるスナッチの重量は基本的にバックスクワットの55~65%程度といわれています。つまり、170kgくらいスナッチする選手は基本的に練習で260㎏以上スクワットできていることになります。

 

3. ニースリーブ

パワーリフティングと同様に、ウエイトリフティングでも多くの選手に愛用されているのがニースリーブです。パワーリフティングでは、とにかく分厚くて硬いタイプのニースリーブが人気なのですが、ウエイトリフティングでは比較的薄くてサポート力が弱いニースリーブも需要が高いです。

理由としては、リフティングベルトと一緒で、「しゃがむ際に窮屈に感じるから」になります。ウエイトリフティング動作ではフルボトムポジションまでしゃがむ必要があります。

もちろん、選手の下半身の柔軟性にも影響されますが、分厚いニースリーブを履くと若干しゃがむ深さが変わってしまいます。最も深い位置までしっかりしゃがんでから重量を受け止めるために、わざと薄いニースリーブを履いたり、あえてニースリーブを履かないで試技を行う選手も多いです。

↑日本記録保持者の東選手は深くしゃがむためにあえてニースリーブを履かないでクリーン&ジャークをしているらしい。

↑ほとんどサポート力がない布製のニースリーブ

 

ウエイトリフティングで使用されるニースリーブの種類は主に2種類あります。ネオプレン製と布製です。それぞれの特徴を見ていきましょう!

ネオプレン製

・硬くてサポート力が高い

・高い耐久性

・パワーリフティングだと7mm以上が人気

・ウエイトリフティングだと5~7mmが人気

・様々なメーカーが取り扱っている

布製

・柔らかくてサポート力がほとんどない

・伸びやすいため着心地がいい

・取り扱っているメーカーが少ない


「サポート力がほとんどないのになぜ布製ニースリーブを履くのか?」と疑問に思う方々も多いと思います。僕もウエイトリフティングを始める前は不思議に思いました。

実際に履いたことのある方ならお分かりかと思いますが、こちらのニースリーブはサポート力というよりは膝周りの安心感のためにあります。また、リフティング時に膝周りがずっと暖かくキープされるためウォーミングアップする時も楽です。

僕が昔通っていたジムは外と気温がほぼ同じだったため、冬場では布製ニースリーブめちゃくちゃ使ってました。(笑)


しっかりしたサポート力が欲しい方にはネオプレン製のニースリーブをお勧めします。脚の筋力には自信があるけど、膝周りの安心感が欲しい場合は布製ニースリーブがお勧めです!

少し長くなってしまったのですが、以上がウエイトリフティングギアの解説になります!MBC POWERのオンラインショップではパワーリフティング用だけではなく、ウエイトリフティング用のギアも幅広く取り扱っていますので是非そちらもチェックしてみてください!

ソ ジャンホ選手の各種SNSはこちらから

Instagram

YouTube

X

Previous article 【優れた静音性】ROGUE オハイオバーステンレススチール
Next article リバースハイパー完全ガイド③:GHDとの違いとジム導入のベストな選び方