オリンピックシャフトについて

Ⅵ オハイオパワーバーについての解説

オハイオパワーバーはROGUE社のパワーリフティング競技用シャフトで、近年北米を中心に爆発的に普及しており、世界のパワーリフターから非常に高い評価を受けています。
パワーリフティング用シャフトの解説はパワーリフティングジムMBC POWERの最も得意とする所です、ジムで実際に使用して確認した特長や使用感についてこちらのページで解説いたします。
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【オハイオパワーバーの外観上の特徴】

オハイオパワーバーはパワーリフティング競技用シャフトの特徴である長いプレート装着部分や荒々しいローレットを持ち、無骨で迫力のあるデザインとなっています。

外観上の特徴としてまずスリーブのプレート装着部分が一般的な多目的シャフトより長くなっている点が上げられます。
これはパワーリフティング競技用シャフトの特徴で、沢山のプレートを装着出来るのに加え、プレートの位置が内側に来る事により高重量でもシャフトがしなりにくくなる効果があります。
オハイオパワーバーのプレート装着部分の長さはパワーリフティング競技用シャフトの世界標準であるエレイコパワーリフティング競技用シャフトと同じ寸法となっており、パワーリフティングの国際大会を想定したトレーニングが可能です。
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長いプレート装着部分は超高重量を想定した世界基準のパワーリフティング競技用シャフトである証と言えます。


【ローレット】

パワーリフティング用シャフトは高重量のBIG3でも手が滑らない事が大切ですので、まずは強いローレットが求められます。
この点オハイオパワーバーのローレットは折り紙つきで世界中のあらゆるパワーリフティング競技用シャフトの中でも最強クラスのローレットを持っています。
更にそのローレットは山の一つ一つが火山形をした理想的な形状をしており、炭マグや滑り止めを使わずとも安全に高重量トレーニングが可能です。

ローレットの位置は世界標準であるエレイコパワーリフティング競技用シャフトと全く同じです。
ローレット
特徴的な亜鉛メッキによる表面処理と強いローレット


【シャフト部分の表面処理】

パワーリフティング用バーベルのシャフト部分には前述のように強いローレットが求められる為、ウェイトリフティング用バーベルで一般的なクロムメッキによる加工は施されません。
パワーリフティング用バーベルのシャフト部分は表面処理をせず鋼鉄そのままであったり、ブラックオキサイド(黒染め)加工を施してあったりというのが一般的です。

オハイオパワーバーはこの点で珍しく黒クロメート(黒色亜鉛メッキ)による加工が施されています、メッキ専門業者によると黒クロメートはブラックオキサイドと比べずっと被膜が厚くサビに非常に強いという特徴があります。
メッキ処理が施されているのでローレットの無い部分は生の鋼鉄(ロウスチール)と比べ少しツルツルした質感になっています。


【スリーブ部分(プレートを装着する部分)の表面処理】

スリーブ部分の表面処理はパワーリフティング用シャフトの使いやすさを左右する重要な要素で、この部分の精度が悪かったり錆びやすかったりすると穴のタイトに作られている競技用プレートの着脱に支障をきたしてしまいます。

この部分の表面加工は競技用シャフトであってもメーカーによってまちまちなのですが、高価なシャフトはクロムメッキ加工、安価なシャフトはブラックオキサイド加工が一般的となっています。

オハイオパワーバーはこの部分にも亜鉛メッキが施されていますが、シャフト部分の黒色亜鉛メッキとは違い光沢クロメート(光沢亜鉛メッキ)加工となっています。

競技用シャフトでも高価な物はこのスリーブ部分の表面に細かいギザギザ加工が施されています、これは摩擦を減らし穴の内径のタイトな競技用プレートの着脱をスムーズする効果があります。

オハイオパワーバーにも下の写真のようにこのスリーブ表面のギザギザ加工が施されています、サビに強い亜鉛メッキと滑りを良くする表面加工が相まって競技用のプレートとの相性が非常に良いと感じます。
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光沢メッキ処理されたスリーブ、表面に刻まれた細かいギザギザがプレートの滑りを良くします


【シャフト部分の直径】

パワーリフティング用バーベルのシャフト部分の直径は28mm以上29mm以下とルールで規定されていますが、硬さの求められるパワーリフティング用バーベルは一般的に直径29mmで作られます。
オハイオパワーバーもやはり直径29mmとなっています。


【硬さ、しなり】

オハイオパワーバーは非常に硬く純然たるパワーリフティング用と言えます、下の写真のように持ち上げた状態でプレートを付けてしなりを測った所、世界標準であるエレイコとほぼ同数値となりました。競技用シャフトの中でも最も硬くしなりが少ない部類に入ります。
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こちらはパワーリフティング世界チャンピオン レイ・ウィリアムズ選手がオハイオパワーバーで485kgのスクワットを成功させた動画です。
500kg近い重量でもしなりは最小限に止まっており、その強靭さがわかります。


【シャフトの強度】

オハイオパワーバーの強度は205,000PSIと非常に高く、300kgや400kgを超える超高重量でのトレーニングにも安心してご使用いただけます。


【センターローレットの有無】

パワーリフティング競技用シャフトはルール上必ずセンターローレットがあります。
オハイオパワーバーにもセンターローレットがあり、強いローレットと相まってバックスクワットに最適な作りとなっています。


【ベアリング】

スリーブに内蔵されるベアリングは一般的にウェイトリフティング用シャフトでは良く回るニードルベアリングが、パワーリフティング用シャフトでは回り過ぎず高耐久のブッシングが使用されます。
オハイオパワーバーもやはりブッシングが内臓されています。


【総評】

私はパワーリフティング競技者、ジム運営者としてパワーリフティング用シャフトには特に強いこだわりを持っていますが、オハイオパワーバーはパワーリフティングの世界標準を意識した仕様、競技使用に耐える高い剛性と品質、リーズナブルな価格を持ち、贔屓目無しにパワーリフティング用シャフトの新たな世界標準になりうる傑作パワーリフティング用シャフトだと感じています。
パワーリフティングトレーニング、高重量でのBIG3にはベストな選択ではないでしょうか。

反面、オハイオパワーバーはピュアなパワーリフティング競技用シャフトならではのスパルタンさを持っています。その硬さやローレットの強さ、プレート装着部分の長さはクイックリフトには向かず、一本でBIG3からクイックリフトまで広く行う多目的シャフトのような使用方法にはオススメ出来ません。

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